よくある質問

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通関データのコンプライアンスとはどういうことですか?

2021年、EUで大きな規制変更が行われます。それに伴って、EUの税関当局は、完全かつ正確な通関データの提供に関する規制をさらに強化します。トランジットタイムや通関の遅延、潜在的なペナルティを回避するために、荷送人は輸出前にEU向け貨物のより詳細な情報を提供することが求められるようになります。

今後の規制の変更点と、 その情報はどこで得ることができますか?

3つの主要な規制変更が2021年にEUで実施されます。

  1. ブレグジット:2020年12月31日に移行期間が終了し、イギリスが欧州連合(EU)から正式に離脱します。これに伴い、2021年1月1日以降EUからイギリス、イギリスからEU向けのすべての貨物に税関申告が必要となります。

    詳細については、以下の欧州委員会およびイギリス政府のウェブサイトをご覧ください。
    EU:https://ec.europa.eu/info/brexit/brexit-preparedness_en
    英国:https://www.gov.uk/topic/business-tax/import-export

  2. 輸入管理システム2(ICS2):新しいセキュリティシステム(ICS2)の導入により、EU、ノルウェー、スイスを最終仕向地、またはトランジットする貨物について、輸出国での航空機搭載前に特定のデータをEU税関当局に電送する必要が生じます。

    詳細については、以下の欧州委員会のウェブサイトをご覧ください。
    https://ec.europa.eu/taxation_customs/general-information-customs/customs-security/ics2_en

  3. 輸入VAT非課税基準枠の撤廃 : EUは、EU域内への輸入品のVAT非課税基準枠(現在、多くのEU加盟国で22ユーロ)を廃止します。これにより、各国からEU域内への輸入品はすべて正式な税関申告が必要となり、VATが課税されることになります。

    詳細については、以下の欧州委員会のウェブサイトをご覧ください。
    https://ec.europa.eu/taxation_customs/business/vat/modernising-vat-cross-border-ecommerce_en

すでにDHLで貨物を輸出しています。DHLは必要なデータをすべて持っているのではないのでしょうか?

今後の規制変更により、通関のデータにより高い質と精度が求められることになります。それに対応するため、2020年末までにお願いしたい重要な点が2つあります。

  1. コマーシャルインボイスの電子データでの提供:お客様の貨物の正しい商品説明、HSコード、価格を含む、完全かつ正確なコマーシャルインボイスのデータを電子的に提供していただく必要があります。そうすることで、お客様のデータを通関システムに電送することができます。データの電送が必要なため、PDFコピーでは不十分です。

  2. 運送状の商品情報の記載:以下の例のように、運送状に完全かつ正確な商品情報を記載お願い致します。

    悪い例
    よい例
    Apparel
    Men’s Shirts, Lingerie, Girls’ Vests, Boys’ Jackets
    Electronics
    Computers, Televisions, CD Players, Tape Recorders, Mobile Phones, Monitors, Printers

税関申告に必要なデータとはどんなものですか?

税関申告を行う際には、以下の情報カテゴリーを含め、コマーシャルインボイスの情報が完全かつ正確であることが重要です。

  • 貨物の当事者情報
    • 輸出者と荷送人(同一の場合あり)
    • 輸入者と荷受人(同一の場合あり)
  • 貨物の内容物に関する情報
    • アイテムごとの商品の詳細
    • 輸入国/輸出国のHS Code (最低でも6桁、なるべく完全な形が望ましい)
    • 商品の価格(通貨)
    • 原産地国
    • 数量
    • 重量
    • インコタームズ (適用するインコタームズに応じ、輸送費/貨物保険金額)

さらに、輸出入に関わる各種ライセンス、証明書(原産地証明書など)等の証明書類の提出が不可欠です。

PLTサービスを導入したので、必要なデータを渡しているはずです。それではいけませんか?

PLTではお客様のコマーシャルインボイスの画像を受け取ることはできますが、通関処理に必要なデータを抽出することはできません。電子的にデータを提供していただく必要があります。

通関データを電子的に提供いただくためのオプションについては、DHLの営業担当者にお問い合わせください。

コマーシャルインボイスのデータを電子的に提供するにはどうすればいいですか?。

コマーシャルインボイスのデータを発送時に電子的に提供していただくために、貨物の発送時に使用するツールに応じたオプションが用意されています。

通関データを電子的に提供いただくためのオプションについては、DHLの営業担当者にお問い合わせください。

現在使用しているシッピングツールの情報を使用してもらえないのですか?

当社のシッピングツールでコマーシャルインボイスを作成していただいている場合は、そのデータを使用することができます。

当社のシッピングツールの機能を使用せず、お客様自身でコマーシャルインボイスを作成している場合は、最低限必要なデータを提供していただく必要があります。

コマーシャルインボイスと運送状の両方に商品説明が必要なのはなぜですか?

コマーシャルインボイスの商品情報は、DHLが税関申告を行う上で必要不可欠な要素です。加えて、税関当局によるセキュリティ審査のため、運送状にも正確に入力されていることが重要です。 以下はその一例です。

悪い例
よい例
Apparel
Men’s Shirts, Lingerie, Girls’ Vests, Boys’ Jackets
Electronics
Computers, Televisions, CD Players, Tape Recorders, Mobile Phones, Monitors, Printers

2021年3月以降、審査の結果、商品説明データが正確でないと判断された場合、輸出国の航空機への搭載ができなくなり、輸送の遅延が発生します。

貨物のHSコードはどこで調べることができますか?

HSコードと製品名を調べるにはいくつかの方法があります。

欧州TARICのウェブサイト:
https://ec.europa.eu/taxation_customs/dds2/taric/taric_consultation.jsp?Lang=en#

当社のTAS(tas.dhl.com)でも、製品名に基づいてHSコードを検索することができます。ログイン→ TAS Resources→ Interactive Classifierへお進みください。
https://tas.dhl.com/tas/servlet/dispatcher/classify

ヨーロッパ向けに貨物を発送していませんが、今回の変更の影響はありますか?

同様のセキュリティ上の必要に迫られる国が増えた結果、税関当局は世界的にコンプライアンスの取り組みを強化しています。通関の遅延を避けるために、DHLに通関データをご提供ください。

なぜ欧州では輸入VAT非課税基準枠が撤廃されるのですか?

輸入VAT非課税基準枠の撤廃は、条件を公平化し、EUのビジネスを保護し、EU企業にとって不当な競争やひずみを回避するために行われます。

現行の制度では、非EU諸国が販売した輸入品が22ユーロ未満の価格であれば、付加価値税 (VAT)が免除されます。同じ商品がEU域内または国内で販売された場合は、金額にかかわらず常にVATが課税されます。EUは、この免税措置のためにEUの事業者が非EUの事業者に比べて不利な立場に置かれていると考えています。

関税非課税基準枠
関税に関する非課税基準枠は 150ユーロで、現状のままです。

特にeコマースに焦点を当てた欧州のVATに関する追加情報は以下をご覧ください。
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/MEMO_16_3746